休みの日、あまりにも天気が良かったので久しぶりに山歩きに行きました。
西武線の西吾野駅から山に入り、高山不動尊~飯盛山(奥武蔵)~くぬぎむら(今は都幾川町) に抜けたのですが、新緑の山里の風景を楽しみながらゆっくり歩きました。最高の天気なのにハイカーも少なく、時折そよぐ風が心地良く、山道に咲くミツバツツジやシャゲのキレイさに目を奪われました。
昼過ぎには椚村まで下りてきたのですが、バスの時間まで2時間ほどあったので、近くの交流センターで手打ちの冷汁うどんをいただきました。わりと新しい施設だったので聞いてみるとつい何年か前まで小学校だったとのこと・・。確かに良く観察してみるとガラス越しに校舎らしき建物があります。よくよく聞いてみると話していたオバさんは用務員だったそうです。アルバムまで見せてくれて懐かしそうに当時のことを話してくれました。
すでに居た地元のお客さんとお店の人の会話が何とも温かみのある雰囲気で、窓から眺める緑豊かな牧歌的な風景とゆったり流れる時間につい長居をしてしまいました。帰り際に校庭の片隅に「~小学校ここにありき」という立派な石碑がありました。
とても良いところだなあと私は思いましたが、おばさん曰く「こんなとこにずーっと居たら、静かすぎておかしくなっちゃうよ。」と冗談交じりに。廃校ではなく閉校と石碑に刻まれていましたが、失われていく母校や村、その思い出を守っていこうとする地域の人たち。なんだか会ったこともないのにこの学校を卒業して村を出て行った子供たちのことを想像してしまい、ふと郷愁を感じさせる山行になりました。
甘味処 川越 あかりや
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