~IPodでオーダーエントリーシステム(その3) ~
NASである玄箱を使用して低価格なオーダーエントリーシステムを開発されている会社を発見して早速電話してみると、非常に感じのよい方が出られて色々と相談にのっていただけました。
もとも高価なオーダーエントリーシステムを市販の機器を利用して低価格で販売しようとしている会社なので、入力端末に無線LANが入っているIPod やHPで出しているPDA、ゲーム機のプレイステーションポータブル(PSP)も用意していました。
電話でお話を伺っているとそれでも現時点ではIPod touch が一番使い易いとのこと。とりあえず興味津々なので早速お店に来ていただきシステムを実際に使用させていただきました。当店の通信環境はもともと店内有線LANで、LANポートが店先と厨房内にあるため、店先にシステムのプログラムが入った玄箱、厨房に無線LANのアンテナとエプソンのサーマルプリンターを設置して試用させていただきました。
端末もそれぞれ試用させていただいたのですが、使い勝手は圧倒的にIPodが一番でした。しかも小さく、見た目もスタイリッシュ。画面を指でスクロールしたり、クリックできる手軽さもあって導入にすっかりその気になりました。
ただ、気になるのが動作のもったり感。(クリックしてからの反応とプリントするまでの速度の遅さ)
聞いてみればそもそも玄箱に搭載されているCPUやHDDのスペックが低いためとのこと。サーバーとして使用してブラウザで入力するのですから大手メーカーが販売している専用機と違ってアクセス速度が多少かかるのは予想していたのですが、実使用するのには少し遅い感じです。料亭やホテルなど接客に落ち着いて時間がかけられる業態ならともかく、忙しい店にはちょっと使えないなぁと思いました。
すると、どうせならもっとスペックの高いサーバー専用機にプログラムを入れて使用してみたらどうかと教えていただきました。たまたま使用していなかった古いパソコンが一台あったので(CPUはペンⅢの800メガヘルツ)それにリナックスとオーダーエントリーのプログラムを入れていただき試用してみました。
~つづく~
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