渾身
話題の映画、「渾身」を妻と観に行きました。
長年映画を鑑賞をしていると、良い映画というのは少しの前情報だけでなんとなく「これ良い映画じゃないかなぁオーラ」を感じるものですよね。。
この映画もそんな匂いがしたのですが、なかなか良かったです。涙腺が弱いせいもあり、終始涙を誘われました。島根県隠岐島での古典相撲が舞台の映画なのですが、改めて相撲というものが単なるスポーツや勝負事ではない神事なのだということが理解できて、と同時に日本かっこイイぜ ←クールJAPAN って感じでした。
ただ映画の全体的な出来はどうかといえば、主人公が島から逃げた経緯と詳細が曖昧でなかなか感情移入が出来ず、やたらと子役(かわいいんですけど、、)に喋らせすぎで演出もクドすぎました。主役の妻役も都会的美人すぎて「こんな人、もともと島に残ってないよなぁ」と思ってしまい、もう少し垢抜けない和風美人がいいのでは・・とも思いました。全体的に冗長さを感じたのですが、映画も引き算ですよね。
テーマは普遍的だし、題材も外国人の興味を引きそうなので、なんかとてももったいない映画だなあと思いました。
でも、神事としての古典相撲から導き出される「後腐れのない真剣勝負の精神」は映画の出来不出来なんか関係なく感動を呼びますし(それが涙をさそうんですよね。。)、そもそもコレが全てのアマチュアスポーツの原点。子供が努力するプロセスを評価できない、部活で体罰なんかしているコーチにぜひ鑑賞させるべきだと思いました。
甘味処 川越 あかりや
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