雨風食堂日記【甘味処 川越 あかりや店主の日々雑感】

2008年7月28日(月)

夏まつりとダブルレインボー


rainbow.jpg週末の夏祭りが終わりました。

今年は天気予報どおりといえばそれまでですが、日曜日の天気がくずれ、途中で雷雨に見舞われたせいか、歩いているお客様も少ない感じでした。

雨風食堂もそれなりのお客様の数で、日曜日の夕方はすっかりお祭り気分も消沈して、子供にせがまれ営業中にチョコバナナを買いに行ってしまいました(笑

本川越駅近くで、雨は降っているものの西の空はきれいな夕焼け。「明日は晴れだね~。」とつぶやくと子供は「なんで~?」。

どう説明しようとか考えていてふと反対側の空を見るときれいな二重虹がかかっていました。(写真で見ると外側がぼやっとですが、分かりますでしょうか・・)

こりゃあ、虹はどうして見えるのか聞かれそうだなぁ、しかもなんで二重なの~?なんて聞かれたら分かんないなぁ。。と思いつつ、上手にケータイで写真を撮るべく奮闘しているフリをしてごまかしている店主でした。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 20:02:03
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2008年7月25日(金)

ねじまき鳥クロニクル


ずいぶんと前から傑作とは聞いていたものの、何となくその長さから敬遠していた村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」を初めて読みました。

この作品に込められた隠喩から何を汲み取るか、ネットで検索してもいろんな人が感想を述べていますが、まさに純文学としての読書の醍醐味ですね。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を初めて読んだときに、その比喩力と文章力に唸ったのを思い出しましたが、リアルな話と寓話的な話を織り交ぜながら表面的に読者には混迷するこの話も、同等にすばらしい作品でした。

「ひとりの人間が、他のひとりの人間について十全に理解するというのは果たして可能なことなのだろうか。」

比較的前半にでてくる主人公のこの言葉に、物語の底辺に流れるテーマみたいなものを私は感じました。そもそも私たちは日常的に人と人との会話は推定から成り立っていると薄々感じてますよねぇ。これが例えば夫婦や親子のような親密な関係であったとしても信頼というものが加わるだけで、果たして本当に相手のことをどこまで理解しているのか疑問です。逆にどれだけ理解されているのかも。

人の本当の痛みや喜び、、いつまでたっても無くならない戦争や暴力を生み出す心の中にあるどろっとした掴みどころのない悪意まで、この不確かな時代を支配している不安な要素を、隠喩でうま~く表現しているなぁと感嘆してしまいました。なぜもっと早く読まなかったのだろう、しかしスゴイなぁ。

  

甘味処 川越 あかりや

 

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 3:29:27
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2008年7月23日(水)

神宮球場


友人3人でひさしぶりに神宮球場にナイターを観に行きました。

ヤクルト対横浜。しぶ~い。。
日中は30度を超える蒸し暑さだったので覚悟して出かけたのですが、風が心地よく吹いて快適な観戦でした。
しかも人がまばらな内野席は前後左右を気にすることなく会話も楽しめるのでなかなかいいなぁと思いました。

試合はどっちが勝とうがどうでもよかったのですが、あまり面白いゲームではありませんでした。選手もほとんど知らないし・・。でも夜風に吹かれてビールを飲みながら気の置けない仲間と楽しめるだけで十分ですね。

今度は横浜や千葉の球場にも遠征したいと思います。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 10:50:27
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2008年7月21日(月)

ドバイはヤバいか?


録りだめていたビデオを消化していたら、数ヶ月前のNHK特集で中東のドバイの現状を扱ったものがあり、興味深く見ました。

世界中のセレブが集う観光都市として熱いドバイの現状は、以前からテレビなどで知ってはいましたがその発展の凄まじいスピードには驚きました。

贅の限りを尽くした高層ホテル郡、海を人工的に埋め立てた広大なプロジェクト、それらに伴う不動産バブル。番組では砂漠の上に蜃気楼のように浮かび上がると表現していましたが、わたしには文字通り砂上の楼閣といったイメージでした。

失われた10年を経験した日本人の感覚から、一見すると実体のないバブルと安直に考えがちですが、果たしてどうなんでしょう。今のドバイの繁栄は、もともと少ない石油依存から脱却を目指し、経済特区を設けて国外資本を招きやすくしたり、観光や金融、流通へシフトした結果とも言われてます。主に流入している外国資本がバブルを煽っているのだから、構造的に日本の場合とは違うともいえます。

ただ不動産は見る限り実需要とはおよそかけ離れた先行供給ですから、いずれ適正な価格に落ち着き、含み損を抱える投資家は増えるのではないでしょうか。原油高によるオイルマネーはこうしたドバイへの投機につぎ込まれ、先読みの利く投資家は利益を得るのでしょうが、なぜか日本からの投資は少ないらしいです。きっと日本人はやけどの傷がまだ癒えてないんでしょうね。

あぁ、それにしてもあの豪華ホテル、一度泊まってみたいなぁ。

甘味処 川越 あかりや

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2008年7月18日(金)

日帰り名人「首都圏版」海・山へゆく。


umiyama.jpg昨年、当店をご紹介いただきました(株)京阪神エルマガジン社さんの雑誌「日帰り名人」の夏に向けた新刊が出て、当店を掲載いただきました。

今回は夏向けの企画で、川越はインドアクライミングスポットの「ロッククラフト川越」さんを紹介する記事の中で立ち寄りどころという位置づけです。

前回の雑誌もそうだったのですが、記事が通り一遍の説明ではなく、どれもホントに体験して書かれた感じがしてなかなか面白いガイドブックです。

個人的には山派なのですが、スキューバやラフティングやサーフィンの記事を見ていたらウォータースポーツもいいなぁと思ってしまいました。たるんでいるお腹をさすりながら、颯爽とボードに乗る自分の姿などを妄想していたのですが、とりあえず暑くなってきたので市営プールでも行こうかなぁとお茶を濁しておきます(笑

日帰り名人のホームページ
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メディア掲載履歴

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 21:48:31
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2008年7月17日(木)

野茂さんのパイオニア・ワーク


昨日の定休日、家で何気なくテレビをつけたら大リーグのオールスターゲームをやっていました。ちょうど延長の10回だったのでそのまま観戦していたのですが、むこうの時間でなんと夜中の2時前くらいまでやっているという長~い試合でした。

球宴でありながらその真剣なプレーにやっぱり大リーグは面白い!と思いつつ、イチローもすでに交代して居ないゲームを見ながら、日本人選手が出場しても珍しいことではなくなったなぁと改めて考えていたところに今日の「野茂選手引退」のニュース。

「今の日本人選手の活躍も野茂のおかげ」、と開拓者としての功績は誰でも認めるところですが、記録をまじめに見てみると、大リーグの両リーグでノーヒット・ノーランを達成したり、日米で新人王を獲得したり、オールスターで先発したりと実績も十分ですよねー。

登山でいえば一度チョモランマに登頂する人間が現れれば、その後はパイオニア・ワークとしての価値は消えうせ、無酸素登頂や単独登頂、最年少登頂や最高齢登頂など付加価値を求めた登山になるように、今後大リーグでプレーする日本人選手は開拓者に険しい道を舗装してもらった代償に、今後もっと結果への厳しい価値が求められるんでしょうね。なによりも見ているフツウのわたしたちの感覚が新鮮味を失っているのですから・・

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:57:48
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2008年7月16日(水)

絶対に折れるモノ


パソコンのLANケーブルのツメはなぜあんなに簡単に折れるのでしょうか。

店先と厨房に有線LANポートを設置して頻繁にノートパソコンをつなぐのでケーブルの抜き差しは多いのですが、それにしてもすぐ折れます。先日もモバイル用にシュルシュル~と巻き取り式の小型のケーブルを購入したのですが、「ああ、これもやっぱりすぐ折れるんだろうなぁ。」と小心者なのでちょっと気を使いながら使用していたのですが、やはり両側とも折れました。プッチンプリンのツメよりも折れやすいんじゃないでしょうか。

ちょっとググってみたらやはり皆さん同じ思いのようで、今では折れないように配慮したモノも出てきてるんですね~。見た感じ、引っ掛け防止くらいではやはり折れそうな気がしますが、今度はそれにしよ~っと。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 2:48:07
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2008年7月10日(木)

手を添えてお釣り渡しが「気になる!」


新聞を読んでいたら、スーパーやコンビニなどのレジでの店員の気になる行為について記事が載っていました。

ひとつは店員がお辞儀をするときに組んだ両手をみぞおちのあたりまで上げてするということ。ヒジが曲がるほど丁寧と勘違いしているといい、マナーの専門家は両手を自然に伸ばし手を組むのが正しいとのこと。

もうひとつは、お釣りを渡すときに(つり銭を握らない方の)片手をお客様の手の下に添えて渡すという行為。中には手を包み込むように触れる店員もいてぎょっとするという意見も・・。これも専門家曰く、「お客さんの体に触れるなんて失礼。正しくは両手に載せて手渡すのが正解。両手の内を見せることで危害は加えませんという意味がある」だとか。。ずいぶんと儀礼的な意見ですね。

前者はなんとなく滑稽さが分かるのですが、後者はそんなに不自然な行為でしょうか。確かに完全に包み込むように触れるのは違和感や不快感を感じるでしょうが、こぼれ落ちないように片手を添えるほうがより丁寧で親切な接客だと私は思います。まして専門家の「両手でお釣りを差し出して」お客様にとってもらう方が実務的にはよほど不自然で不親切な行為のような気がします。

このコラムの題名が「気になる!」だったのですが、反論が多いのではないかとこちらのほうが気になってしまいました。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 0:29:56
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2008年7月6日(日)

川越できれいな記念写真を撮るなら


先日、久しぶりに写真屋さんで家族の記念写真を撮りに行ってきました。

七五三や入学式など節目には撮る記念写真ですが、なかなか普段のカジュアルで自然な感じのが無かったので何もイベントのない普通の定休日に撮りに行きました。

クレアモールの川越カメラショツプさんにお願いしたのですが、さすがプロフェッショナル。仕上がりの良さはもちろんのこと、自然な笑顔の表情をうま~く引出してくれて良い写真になりました。子供の表情も自分が撮ったのではなかなか見られない笑顔に・・。やはり餅は餅屋ですね。

前回はやはり精緻なネガプリントの写真を撮ってもらったのですが、今回もそれと同じくらいの出来上がりのデジタル写真。ネガに比べて割安感もありますし、モニターで気に入ったショットを選択可能です。これからも出来たら定期的に撮りたいなあと思いました。

川越カメラショツプさんのホームページ
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Filed under: 未分類 — 店主 @ 19:58:28
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2008年7月3日(木)

伊豆ヶ岳


komorebi.jpg休日に久しぶりに山歩きをしてきました。奥武蔵の伊豆ヶ岳周辺です。有名なハイキングコースで私も確か小学生くらいのときに登りに行ったことがあるのですが天気も晴れて気持ちのよい山行になりました。

西武線正丸駅から正丸峠~伊豆ヶ岳~天目指峠~子ノ権現~吾野駅というルートなのですが、平日とはいえ夏山シーズン到来のせいか、けっこうハイカーを見かけました。さすが奥武蔵の表銀座ルート(笑。

山自体は1000Mにも満たない高さですが、なかなか歩き応えのある縦走路でお約束どおり今日の仕事中は筋肉痛に悩まされました。

写真はキツイ急登のあとの木漏れ日の中の尾根道です。きれいに植林された杉の木の間を夏の風がひゅう~っと気持ちよく吹き抜け、なんともいえない充実感を感じる時です。これが味わいたくて夏の山を登るといってもいいくらいです。

昼食のあとはいつもどおり誰にも邪魔されずに30分ほど好きな本を読みつつ、ウトウト昼寝、至福の時間を味わって帰ってきました。わずか電車賃1000円強のコストでこの充実感。川越に住んでいると都内へ行くのにも便利ですが、こんな豊かな自然が近くにあるというのは本当に魅力です。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:59:13
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