雨風食堂日記【甘味処 川越 あかりや店主の日々雑感】

2008年4月30日(水)

あんたがたどこさ?


先日ラジオを聴いていたら、昔からある手毬歌「あんたがたどこさ」の歌詞の由来が川越にあるのではないかと言っていて、そんな由来は初めて知ったのでちょっと驚きました。

ググってみると、諸説あるみたいですが確かにそんな話もあるんですね~。幕末の動乱期に進軍してきた薩長連合が川越に駐留して、その兵士と子供たちとのやりとりから生まれたというのです。

あの不思議な歌詞は要約(想像)すれば、子供たちが兵士に

「おじさんたちどこから来たの?」
「肥後だよ~ん。」
「肥後ってどこ?」
「熊本」
「熊本のどこ?」
「船場というところさ」
「船場?川越にも仙波山(喜多院のあたり)というところがあって、狸がでるんだよ~。あるとき猟師が鉄砲で撃ってさ~・・・」

と会話していた話にでもなるんでしょうか(^^)

真偽は分かりませんが、慣れ親しんだあの誰でも知っている歌詞と昔から遊んでいた自分の郷里の一風景がすーっと重なり不思議な感じがしました。

甘味処 川越 あかりや

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2008年4月25日(金)

川越がNHK朝の連ドラの舞台に


NHKは24日、2009年春から始まる通算80作目の連続テレビ小説が、埼玉県川越市を舞台にした「つばさ」に決まったと発表した。

 老舗和菓子屋の母親代わりとして店と家事を切り盛りしていたヒロイン・玉木つばさが地元のラジオパーソナリティーとなり、様々な街の問題を解決するために奮闘する物語。脚本は「相棒」などを手がけた戸田山雅司が担当する。

(2008年4月24日20時01分 読売新聞 YOMIURI ON LINE)

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秋から撮影に入るそうですが、そのうちに市内でちらほらとロケを見かけるのでしょうか。
来年春からの放映ということで、川越の年間観光客1000万人へ向けて良いニュースですね。

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2008年4月24日(木)

罪と罰


このところ世界名作文学がマイブームで、恥ずかしい話ですが、この年齢になって初めてドストエフスキーの「罪と罰」を読みました。

う~ん、深い作品でした。これが書かれたのは140年前。日本は江戸末期ですが、すでにロシアにはこれほどまでに人間の心理を徹底的なリアリズムで描写していた作家がいたんですね。例え万人を救うような思想があったとしてもヒト一人を殺めて陥る苦悩の日々。なぜ人を殺めてはいけないのか?という命題の答えは時代は変遷しても変わらないことが分かりました。

誰でも知っている名作ですので、私もあらすじは知っていたのですが、結末は意外でした。しかも最後の最後、ヒューマニズムに目覚めるまで己の思想を改めないとは・・。折りしも、下巻を読んでいるときに山口県光市での事件の差し戻し審の判決があったのですが、改めて贖罪と応報的な罰について考えさせられました。

新潮文庫版の工藤精一郎訳を読んだのですが、いささか賞味期限切れの翻訳のような気がします。ただその分、重厚感があり、また読み返してみたいエピソード、描写がいくつかあります。名作たる所以ですね。

学生のときに恩師に薦められてロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」をあえぎながら(笑、読了したことがあるのですが、苦悩するあたりの描写、ぎっしり詰ったとっつきにくい文章に当時を思い出しました。

それにしても姓名の短い表記に慣れている日本人にとってあのロシア人の名前の呼び方は読書の障壁ですねぇ。

主人公の名前だけでもラスコーリニコフ、ロージャ、ロジオン・ロマーヌイチ。もう、かんべんしてくれ~って感じです。岩波文庫版が好評のようですが、どちらにせよ登場人物紹介は必須だなあと思いました。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 20:29:43
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2008年4月21日(月)

たけのこ


takenoko.jpg毎年この時期になると、掘りたての筍を取引先の材料メーカーさんが送ってくれます。
裏山でとれるらしく、このところすっかり春の楽しみになりました。

大きさも立派なのですが身は柔らかく、さっそく今日ヌカを入れた鍋で煮ました。
有難く春の味覚を楽しませていただこうと思います。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 18:53:06
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2008年4月19日(土)

映画の話をしようじゃないか!


というTBSラジオの特番をさきほど森本穀郎さんの司会でやっていて、3時間半ぶっとおしで聞いてしまいました。

実は事前に好きな映画とエピソードを募集していたのでメールで投稿もしたのですが、面白い番組であっという間に終わってしまいました。ゲストに出ていらした滝田洋二郎監督の9月公開の新作、納棺士を主人公にしたという「おくりびと」という映画も楽しみです。

聞いている年代が比較的高いせいでしょうか、ベスト10を見てみるとちょっと意外なラインナップでしたが、みんな映画って特別な思い出が多いですよねー。森本さんも言っていましたが映画の思い出というとどうしても若い頃に見た映画の話になってしまい、それというのも感受性の強い時期に見るそれらが後の人生にとってどれだけ肥やしになっているかということですよね、確かに・・。もっといっぱい見ておけば良かった。。

ちなみにこの100本中では86本は見ているのですが、この中の3本では「ゴッド・ファーザー」、「ニュー・シネマ・パラダイス」、「ショー・シャンクの空に」を挙げました。その他の好きな映画としてはピーター・セラーズの「チャンス」、ウォーレン・ビューティの「天国から来たチャンピオン」、「愛と追憶の日々」などを加えて投稿しました。なかなか絞り込むのは大変で時期によって変わるかもしれませんね。

映画の話をしようじゃないか!
甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 22:34:54
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2008年4月18日(金)

雨の日の魚屋


菜種梅雨とはよく言ったもので、今週はまるで6月の梅雨時のようですね。

昔、聞いたエピソードで今でも忘れられないのですが、ある魚屋さんの話でした。
大手のスーパーなどに押されて今ではなかなか経営環境も厳しい町の魚屋さんですが、そのお店はなかなか繁盛しているというのです。

というのもその魚屋さんは下ろした魚の余りものを使ってスープを作り、雨の日にわざわざ来てくれたお客様に振舞うのだそうです。なるほど、おいしいスープならうれしいし、それを目当てにお客さんも集まるんだろうなあと思います。それだけなら、ああそういうサービスの良い魚屋さんも中にはあるだろうなあと話は終わってしまいますが、そこの店主、一味違うのだそうです。

お客様が商品を受け取って雨の中を帰ろうとするときに、ちょっと雨に濡れて追いかけてスープを渡すというのです。お客様からすると「わざわざ雨に濡れてまで・・」となり、そのサービスが与える心理的効果は倍増するのだそうです。冷めて考えればとても打算的な感じもしますが、サービスという言葉が当たり前の世の中にあって、商いをする側からすると実は自分が考えているサービスは果たして独りよがりで完結してはいないだろうかと省みるべきエピソードであって、お客様が満足を感じて、はじめてサービスになるという教訓でもあります。

そうは言っても、なかなかお客様へ満足感を与えることの難しさ。日々、サービスのスピードや言葉の足りなさとか諸々の悩める日々。毎日が修行ですね。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:29:39
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2008年4月11日(金)

ターボチャージャー


新聞の経済欄を読んでいたら、欧州で自動車エンジンのターボ装置の需要が高まっていて日本のメーカーも大幅増産という記事がありました。

最近のクルマというと、ハイブリッドとか電気自動車とか地球環境を考えた省エネ志向のイメージがあるので、およそ正反対の加速性能とかスピードのイメージのあるターボが今なぜ?と疑問に思いました。

読み進めてみると、強化される排ガス規制に伴ってやはり乗用車のエンジンが燃費効率を上げるために小型化されていて、それによって加速性能を補うための装置という位置づけのようです。結果的にエンジンの排気量は減少して排ガスも少なくなるという話なんですね。

70年代?に流行った燃費の悪いイメージのターボを考えると、なんだか不良少年が更生してオトナになったみたいで面白いですね。

甘味処 川越 あかりや




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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:04:55
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2008年4月7日(月)

大人 中人 小人


子供が春休みなので東京ディズニーリゾートへ行って来ました。
春とはいえ風が吹いていたので予想以上の寒さで、人の多さもあいまって結構疲れました。

チケットを買うところで料金表の区分を見ると、よくある表示ですが、「大人 中人 小人」と書いてあります。並びながらふと「これって、本当はどういう読み方なんだろう」と疑問に思いました。

大人は「おとな」、小人は「こども」と当たり前のように発音していましたが、いざ「中人」とはどういう読み方なのか考え始めたら気になってしょうがないものです。帰宅してググってみたら、同じことを思う人はいっぱいいるんですねぇ~。しかも当たり前のように「おとな、こども」と読んでいたのは間違いということが分かりさらに驚きました。

な、なんと:!:「だいにん、ちゅうにん、しょうにん」って読むんですねー。今までディズニーランドのチケットブースのお姉さんは、こちらが「おとな2枚、こども1枚ください」と頼むのを聞いて、さわやかな笑顔で対応しながら密かに「フフ、この人も本当の読み方を知らないのね」と心の中で愚弄していたに違いありません! (←被害妄想)

これからはこちらもさわやかな笑顔で大きい声ではっきりと、「だいにん2枚、しょうにん1枚ください!」と言いたいと思います。(←勝手に言えって)

ディズニーリゾート料金表のページ
甘味処 川越 あかりや




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Filed under: 未分類 — 店主 @ 18:42:04
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2008年4月6日(日)

白熱電球とトイレの便座


エネルギー効率の悪い白熱電球の生産を2012年までに自主的に生産をやめるように国がメーカーに要請し業界側も基本的に受け入れる意向だそうです。いつかはそういう時代になるだろうとは思っていましたが4年後なんてすぐそこなのでちょっと驚きました。

いままで電球というとおなじみのあの暖かみのある色の白熱電球が主役でしたが、地球温暖化が話題になってからは消費電力の少ない電球型蛍光灯も普及が進みました。雨風食堂の店内照明も半数くらいは使用しています。

ただ生産はまだ圧倒的に白熱電球が多いらしく、やはり価格の高さがネックのようです。でも生産をそちらにシフトしていけば、価格はこなれてくるんでしょうね。

消費電力と地球温暖化というと、もうひとついつも感じているのがトイレの便座。あの使用しないときもずーっと温かい便座というのはどうにかならないのでしょうか。たしか一部メーカーがそのつど瞬間的に便座を温める機能をつけた製品を出しているとは思いますが、そもそも昔はカバーをつけていて何不自由なかったと思うのですが・・。

もちろんお店とか公共のトイレは別としても(あっ、こう書きながらちなみにうちのお店はウォシュレットつき暖房便座でした)家の中はカバーをつければ十分ですよね。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 0:56:52
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