雨風食堂日記【甘味処 川越 あかりや店主の日々雑感】

2007年8月29日(水)

山口小夜子さんとスティーリー・ダン


先日、モデルの山口小夜子さんが亡くなったと報道されました。

ファッションモデルの世界はよく知らないのですが、山口さんといえば学生のころから20年以上ず~っと好きなロック・バンド、スティーリー・ダンの作品「aja」のジャケット写真のイメージが強いです。

初めてそのジャケットを見たときの印象は、当時高校生だった私にとっては、毎日のようにウォークマンで通り一遍のような音楽を聴いていた生活に黒船が来たような(ちょっと大袈裟かな)、急に大人になったような気にさせた音楽そのもののイメージでした。

年を重ねてさらに聴き込んでも、音楽は当時一流のスタジオミュージシャンを次々に起用して緻密に組み立てられたもので、独特のボーカルにシニカルな歌詞を載せて、いま聴いても色褪せない、結局は自分にとってフュージョン→ジャズが好きになる入り口になったグループになりました。(以前、故マイケル・ブレッカーがきっかけだったと書きましたが、その源流はスティーリー・ダンです)

そんなことを思い浮かべてたら、友人から最近オープンした東京ミッドタウンの「ビルボードライブ東京」のこけら落としになんとスティーリー・ダンがライブをやっているとメールが来ました。(チャージは目が飛び出るような価格で、いまでは行きたいとは思いませんが)。別の友人からはイーグルスが28年ぶりに新作を出すとの情報も・・。ラジオを聴いていたら、今度は小林克也さんのDJでスティーリー・ダンの「ペグ」が珍しくAMラジオから・・。

久しぶりに学生時代に戻った気がしました。

「ビルボードライブ東京」
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2007年8月27日(月)

巨人- 中日戦


ballpark.jpg先日の水曜日、ナイターの券をいただいたので家族で東京ドームまで観戦に行きました。

最近は日本のプロ野球には興味がなくなってしまっているのですが、巨人-中日の首位攻防戦ということなので久しぶりということもあって意気揚々と出掛けました。

空調のきいたドーム内でビールを飲みながら観戦するのはなかなか良かったのですが、周りを見渡せば空席も目立ちます。

「時期的に天王山の戦いなのになあ・・」とずいぶん昔と環境が変わっているのだろうなあと漠然と考えつつ、家に帰ってテレビの番組表を見たらなんとテレビ中継もやってないじゃないですか!

サッカーの日本代表の試合をやっていたからだとは思うのですが、8月の首位攻防戦の巨人戦をテレビ中継しないなんて昔では考えられませんし、野球人気も落ちたんだなあと実感しました。

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2007年8月25日(土)

24時間プログラムタイマー


 以前から存在するのは聞いていたのですが、自分の好きな時間設定で電源のON/OFFが出来るタイマーをたまたま見つけたので購入しました。

普通の家電用のタイマーというと(まあ、今では製品ごとにタイマー設定できるものが多いですが)、設定した時間に電源が入るか、切れるという動作が多いのですが、この製品は自分の設定した時間(何時何分という単位で)に最短15分の間隔で何回でも電源をON/OFFさせることができ、一度設定してしまえばその動作をず~っと保持してくれる優れものです。

具体的にどう使うのかというと、換気扇や扇風機につないで間欠運転をしたり、照明器具やラジオ・テレビなどをつないで留守中に人がいるように見せかけて防犯用に購入する人が多いようです。ちなみウチでは厨房内の換気扇の間欠運転に使用しています。

また、うれしいのが価格。こんなに便利なのに1000円強で販売されています。

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2007年8月21日(火)

東京ディズニーシー


sea.jpg先週の木曜日、世の中はお盆休みモードで、しかも熊谷で74年振りに40.9度で日本最高気温が更新された日に、自殺行為とは思いつつ子供を連れてディズニーシーへ行ってきました:roll:

ディズニーシーに行くのは家族みんな初めてだったのですが、相当覚悟して行ったものの思ったほどの混み具合でもなく、ファーストパスを有効活用して結構アトラクションに乗ることができました。

写真のようにアトラクションとしてホテルを作ってしまったり、実物大の蒸気船があったり、まったくお金がかかってますね~。

しかも、ベネツィアやローマを模した町並み。細部のだわりよう。大人が行っても楽しめるのではないでしょうか。ただ、アトラクションのスリル度や、内容。もちろん趣向を凝らしていて感心するのですが、すでに体験したことのあるアトラクションのすり直しのような気もしました。

子供のころなら無条件に興奮して楽しめるのでしょうが、年をとるってつまらないですねー:lol:

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2007年8月19日(日)

るるぶ埼玉’08に掲載いただきました!


るるぶ埼玉08

今年もJTBパブリッシングさん発行の旅行情報誌「るるぶ埼玉’08」にお店を紹介していただきました。

「粒揃いの川越カフェで優雅な一服を」という特集記事です。

いつもこの雑誌を見てご来店いただくお客様は多いので、本当に有難いことだなあと感じます。また、それに恥じないように気を引き締めてがんばろうと思います。

今年の表紙は華やかな色使いで書店でも目を引きます。お見かけしたら是非ともこの埼玉便利帳をお買い求めくださいませ。(←左の写真をクリックで楽天ブックスにとびます。)  

メディア掲載履歴のページ
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2007年8月16日(木)

紛らわしい


川越には東武沿線上に隣り合った「川越駅」と「川越市駅」という二つの似た名称の駅があります。

昔から住んでいる人は慣れているので、日常生活ではそれぞれ「かわごええき」と「しえき」と俗称で呼び、使い分けています。外からの視点で観察しないと見えてこないものがあるように、この駅名はビジターにとってはとても紛らわしいのではないかと前から思っています。

いや、それじゃあ西川越や本川越だって同じじゃないか?と言うかもしれませんが、接頭と接尾では大違い。特に観光1000万人を目指している川越市にとっては、お客様のアクセシビリティーに関わる基本的なことでありながら実は結構大事なのではないかと思います。

まあ、駅の名前は歴史的背景やすでに何十年もその名称で通用しているわけですから簡単に変えるわけもいかないのでしょうが・・。

同じように市内には川越市立川越高校と県立川越高校という似た名前の学校があります。これは前者が数年前に改名したばかりですので、歴史的背景とは言えず、わたしのような部外者が考えるとなぜこのような名称にしたのか理解に苦しみます。

地図情報からすると、駅とか学校は地域のランドマークですから紛らわしいこと、このうえないです。もう少し冷静に外からの視点が必要なのではないでしょうか。

甘味処 川越 あかりや

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2007年8月15日(水)

おとなになれなかった弟たちに・・・


今年も8月15日、敗戦の日がやってきました。

数年前に作家の落合恵子さんがラジオで「おとなになれなかった弟たちに・・・」という絵本を紹介していて、心に残る話だったので検索で調べていたら、俳優の米倉斉加年さんが作者だということを知りました。昔からテレビによく出ていらっしゃいますが、私の年代だと焼肉のたれのコマーシャルのイメージが強いのかな?それにしても多才な方なんですね~。

米倉さんの原体験なのかどうかは知りませんが、あらすじはヒロユキという名前の弟がいる少年の目線で淡々と描いた疎開体験とその弟の死の話です。

戦況がひどくなり田舎の親戚に疎開を頼むも断られ、田舎の農家になんとか間借りして暮らすのですが、乳飲み子の弟が栄養失調でなくなるという悲しい話で、夫が戦争に行き、家族を守るために頑張る母親に心を打たれます。(以下一部引用)

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ヒロユキをおんぶして、僕はよく川へ遊びに出かけました。僕は弟が欲しかったので、よくかわいがりました。

 ヒロユキは病気になりました。僕たちの村から三里くらい離れた町の病院に入院しました。僕は学校から帰る と、毎日、まきと食べ物を祖母に用意してもらい、母と弟のいる病院に、バスに乗って出かけました。

 十日間くらい入院したでしょうか。

 ヒロユキは死にました。

 暗い電気の下で、小さな小さな口に綿にふくませた水を飲ませた夜を、僕は忘れられません。泣きもせず、弟は 静かに息をひきとりました。母と僕に見守られて、弟は死にました。病名はありません。栄養失調です……。

 死んだ弟を母がおんぶして、僕は片手にやかん、そして片手にヒロユキの身の回りのものを入れた小さなふろし き包みを持って、家に帰りました。

 白い乾いた一本道を、三人で山の村に向かって歩き続けました。バスがありましたが、母は弟が死んでいるの でほかの人に遠慮したのでしょう、三里の道を歩きました。

 空は高く高く青く澄んでいました。ブウーンブウーンというB29の独特のエンジンの音がして、青空にきらっきらっ と機体が美しく輝いています。道にも畑にも、人影はありませんでした。歩いているのは三人だけです。

 母がときどきヒロユキの顔に飛んでくるはえを手ではらいながら、言いました。

「ヒロユキは幸せだった。母と兄とお医者さん、看護婦さんにみとられて死んだのだから。空襲の爆撃で死ねば、 みんなばらばらで死ぬから、もっとかわいそうだった。」

 家では祖母と妹が、泣いて待っていました。部屋を貸してくださっていた農家のおじいさんが、杉板を削って小さ な小さな棺を作っていてくださいました。弟はその小さな小さな棺に、母と僕の手で寝かされました。小さな弟でし たが、棺が小さすぎて入りませんでした。

 母が、「大きくなっていたんだね。」とヒロユキのひざを曲げて棺に入れました。そのとき、母は初めて泣きました。

 父は、戦争に行ってすぐ生まれたヒロユキの顔を、とうとう見ないままでした。

 弟が死んで九日後の八月六日に、ヒロシマに原子爆弾が落とされました。その三日後にナガサキに――。

 そして、六日たった一九四五年八月十五日に戦争は終わりました。

 僕はひもじかったことと、弟の死は一生忘れません。

(米倉斉加年 著/偕成社 「おとなになれなかった弟たちに…」より一部引用 )

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棺に入らなかった遺体。気丈な母親が初めて見せた涙。子を持つ親ならばその心情は計り知れないですね。
淡々とした筆致に戦争の悲惨さがよけい伝わってきます。

甘味処 川越 あかりや
まさかね見世

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 1:49:14
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2007年8月7日(火)

屋久島の思い出


世の中には5年日記、10年日記なるものがあって、「何年前の今日は何をしていたか」が分かるのが日記を続けさせる原動力になるみたいですね。

10年前は何をしていたかってなかなか思い出せないものですが、私の10年前の真夏の一番の思い出は屋久島への山登りです。

登山に夢中になり、近場の低山から丹沢・日光・谷川岳方面、八ヶ岳・日本アルプスまで休みのたびに出掛けていた頃でした。屋久島へは鹿児島空港から35人乗りくらいのサーブのプロペラ機で行ったのですが、上空からは鹿児島の開聞岳(富士山のようなきれいな独立峰です)がきれいに見えたり、洋上のアルプスの名のとおり島は狭いながらも高い山々といった眺めでした。

屋久島は言わずもがな屋久杉で有名な世界遺産ですが、海抜2000メートル弱の日本100名山である宮之浦岳を始め、高い山が連なっています。登山をするとよく分かるのですが、麓から山頂まで亜熱帯から亜寒帯の植生が見られ、ヤクシカやヤクシマザル、熱帯特有の毒々しい柄のヘビにも遭遇しました。

縄文杉までは確か歩いて4~5時間かかるのですが、木道などである程度整備されてはいるものの完全な登山道をセカンドバッグに革靴姿の男性や軽装の女性がいるのにはびっくり。タクシーの運転手がお客様に「すみません、縄文杉までお願いします~」と言われるという笑い話があるというのもうなずけました ;)雨の多い屋久島で雨具も持たずに歩くことは低体温症→凍死ですから・・

島内には当時、有人の山小屋はなく、テント持参で縦走したのですが、「屋久島では1ヶ月に35日雨が降る」といわれるくらい雨の多いところにもかかわらず、まったく幸運なことに4泊5日で一回も雨に降られずに下山することができました。帰りにはヤクシカとトビウオを食べてきたのですが、なかなかおいしく、悠久の時が流れるような緑深い山の印象とともに忘れられない思い出になりました。

またいつか訪れたいものです。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 2:26:21
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2007年8月3日(金)

ネットワークカメラ


ネット通販で有線LAN接続型のネットワークカメラを買いました。

以前からだいぶ値段が安くなっているのを知っていたのですが、ちょっと調べたら良い製品があったのでつい購入してしまいました。

家庭内有線LANを導入してからというもの、ハードディスクレコーダーをつないで店先や違う部屋でテレビや録画したものが観られたり、LAN接続型のHDDをつないでデータを共有してどこからでもHPを簡単に更新できたり、メールソフトを一元化して受信&送信済みトレイを共有したり、ずいぶんと便利になりました。

ネットワークカメラもその名のとおりLANに接続して使用するのですが、HP上にウェブカメラとしてライブ映像を公開できたり、離れたところから子供やペットの様子が見られたりするスグレものです。雨風食堂では特にセキュリティー用として使用しています。早い話が世界中のどこに居ても、インターネットにつなげる状態にあれば被写体が見られるということです。

設定すれば定期的にケータイへメールで画像を送ってくれますし、お店が休みのときにでも遠方から店や自宅の様子が見られますし、動体検知してメールで送ってくれる機能もありますので、防犯面でも安心感が増しました。

ホントにITはいろんなことを便利にしてくれますね~。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 3:07:08
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川越の花火大会が24日に再開決定!


新聞報道によると、台風で先月中止が決定した「第18回小江戸川越花火大会」を今月の8月24日(金)再開するとのことです。

場所は変わらずに安比奈親水公園で午後7時半から9時の予定。最寄の西武新宿線、南大塚駅からの臨時バスは運行しないとのことです。ちなみに再開した理由は、中止決定後に問い合わせと再開を望む声が多数寄せられたからだそうです。みんな楽しみにしているんですね~。今回の再開は荒天でも順延で必ずやるそうですよ!

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 1:36:38
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