苦役列車
古本屋さんの棚をながめていたら今年の前期芥川賞を受賞した西村賢太さんの「苦役列車」をみつけ、前から読みたかったので買ってみました。
西村さんが自分と同じ年齢のせいか、または文中の主人公の自己破滅的な生き様の一部に自分自身の恥さらしな人生経験との重なりを見つけるせいか、痛々しさとちょっとした既視感をおぼえました。フツーの男なら共感する部分があるのでは・・
生れ落ちた境遇は違いますが平成版「人間失格」といったところでしょうか・・。
また独特の文体がこの惨めで生々しい堕落をさらに表現し得ているなあと思いました。普通に考えればこの主人公の人称代名詞は「オレ」ですが、ぽつりと放つ「ボク」にはやられました。
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甘味処 川越 あかりや
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