栗城史多さん
BSデジタルのドキュメンタリー番組で登山家の栗城史多さんがアンナプルナ(ヒマラヤ、第一峰8091M)に単独無酸素登頂を挑む様子をやっていて、つい最後まで見てしまいました。
世界的な記録としては目新しくはないのですが、その登攀の様子をネット経由でライブ中継しようとしているところが今時というか、興味深く、冒険家としてさらにハードルをあげている行為だと思います。というのもツイッターやライブ中継によって世界中からリアルタイムなメッセージが届くことによって、体調や状況が悪いときにでも期待に応えようとして、どうしても無理をしがちだからです。
実際にベースキャンプからピークへ2回アタックするのですが、チームからの帰還の指示にもかかわらずさらに進もうとします。あとわずか400Mといっても遭難の大半が下山時に起こる高所登山では無謀に思いました。
日本人で初めてチョモランマに登頂して厳冬期のマッキンリー単独登頂で消えた植村直己さんも、スポンサーへの言わば「義理」が冒険においての生死を分ける状況での判断を誤らせたのではないかと言われてますが、栗城さんの場合も同様、遠征にかかる数千万円単位の費用捻出のためのスポンサーとの関係や、ネットを通じての情報共有で、精神的にあまりにも大きなものを背負っているのではないかと心配です。まあ、それがプロの宿命と言ってはそれまでですが、やはり生還してこその「感動」ですよね。。
近いうちにチョモランマへの再挑戦もライブ中継するらしいですが、ぜひとも生きて帰ってきて欲しいです。しかし、あのヒドゥンクレバスや氷壁の単独登攀、ラッセルの辛さ、低酸素での体調管理、十分に冒険の過酷さが伝わる見ごたえのある内容でした。なぜこういう迫真のドキュメンタリーを地上波放送でやらないのでしょう。
あと以前この日記でも書きましたが、いつか将来、asimoとか2足歩行のロボットでの単独登頂のライブ中継なんていうエンターテイメントが見られたら面白いなぁとも思いました。
甘味処 川越 あかりや
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