競争力
読売新聞のトップに、破産法適用を申請したアメリカの自動車メーカーGMに親子3代で働いてきた家族のドキュメンタリー記事がありました。
GMといえば、かつてアメリカ人にとっては入社さえすれば「ゆりかごから墓場まで」面倒を見てくれる優良企業。
希望退職に応じたフランクさんという人はGMに勤めて31年、当初自給4ドル75セントだったのが退職時の2008年にはなんと年収約1200万円だったそうです。どのような仕事だったかは書いてありませんが、前後の記事の内容から想像するといわゆるホワイトカラーとも思えません。
自動車産業といえばアメリカの歴史そのものなんでしょうが、アメリカ企業というと実力主義、非年功序列というイメージがあったのですが、デトロイトではまるでかつての日本のような会社依存型の社会が形成されていたんですね~。
米破産法は日本で言えば民事再生法にあたるらしいですが、そうすると経営陣の刷新は必ずしも必要ではないのでしょうか?詳しくないので分からないですが、たとえ債務を削減してもらって再生しても労使関係や経営体質が大きく変わらなければまた同じ轍を踏みますよね。そもそも売れるクルマつくれるのでしょうか。
大リーグ屈指の名選手ヤンキースのジーターだって、足に10キロくらいの重りをぶるさげてプレイをしろと言ったら、イチローのように華麗なプレイなんてできないもんなぁ。