裁判員制度
とうとう裁判員制度がはじまりましたね~。
重大事件の裁判などは関心もありますし、もし選ばれたらできるだけ協力する意思はあるのですが、個人的にいくつか疑問点があります。
まず、そもそも一般人が貴重な時間と労力を費やさなくとも、プロフェッショナルである裁判官に一般人の意見や感情を汲み取ってもらう別の方法があるんじゃないかなぁということです。
しかも制度を見てみると、一般人の意見が取り入れられるのは1審のみ、しかも6人の裁判員と3人の裁判官という構成なのに、最低ひとりの裁判官を含まないと過半数でも有罪にならないというシステム。そうすると、たとえば裁判員6人全員が有罪、裁判官3人が無罪の場合、まったく一般人の感覚は反映されないで無罪になるわけですよねぇ~。ひょっとして2審以降で裁判員6人の有罪は影響するのでしょうか?ちょっとよく分からないです。
陪審員とか裁判員というと、子供の頃に観たヘンリー・フォンダ主演の映画「十二人の怒れる男」と、アメリカでの有名な一連のO.J.シンプソン事件を思い出すのですが、どちらも一般人が裁くことに参加することの功罪を考えさせられます。
きっとよりよいシステムに変わっていくのでしょうが、やはりプロの裁判官に一般人のフツーの感覚を汲んでもらう方法があればそれにこしたことはないような気がします。