お笑いの世襲制は痛いと思うときに考えること
以前この日記で若いお笑い芸人が好きだと書いたことがあるのですが、それはお笑いの世界が実力主義以外の何者でもないと思うからです。
人を笑わすという意味では同じ落語の世界は、親の名前を世襲する咄家がいますが、実力が伴わない場合は観ていて「痛々しさ」を感じて気の毒になりますね。お笑いの世界はいうまでもなく2世や3世というだけでは誰も笑ってくれないわけです。キビシー!
でも冷静に考えると、「痛い」と感じるということはその舞台が実力の世界であることの証明であって、ごまかしが効かない健全な環境ですよね。よって芸人はより芸を磨くことになり観る側はもっと楽しめる。
ひるがえって、わたしたちの住む地域や国を治める人たちの世界はどうでしょう。それがすべてダメだとか、職業選択の自由を奪うようなことを書くつもりはないのですが、それを制限するルールづくりは必要ではないでしょうか。いやいや、そうは言ってもルールを作るのが彼らなのだから、変えるのは無理か。。と嘆くだけでは何も始まらない。もっとしっかりとした観察眼を養って見極める必要がありそうです。
あの人は「痛い」と・・。