日本科学未来館
お台場のプールの券をいただいたので休日に行ってきたのですが、ついでに以前からどうしても見てみたかった日本科学未来館へ寄ってきました。
日本の最先端の科学技術についてのさまざまな展示を見ながら、ボランティアも含む専門の解説員の方々が色々と教えてくれるのですが、なかなか見ごたえのある内容でした。
建物自体もそうですがセンスのよいデザイン空間が広がり、ずいぶんとお金がかかっているなぁと思いました。展示物も博物館的な順路を設けるスタイルではなく、興味のある部分を長い時間掘り下げて見る事ができ、学生にはかなり勉強になるのではないでしょうか。
子供が小さかったので今まで足が遠のいていたのですが、そろそろいいかなと思って連れて行ってみたところ、子供向けに遊びを取り入れて展示を工夫してはいるものの、まだ小学生には理解が難しい展示が多く少し退屈している様子でした。
H2Aロケットの噴射エンジンの展示やスーパーカミオカンデの縮尺モデルなど個人的には興味津々な内容なので、いくらでも時間はつぶせるとは思うのですが、連れがそんな感じなのでさらっと見て帰ってきました。ただ、人気のロボット、asimoの実演は夏休み期間中なのに一日2回しかなく、興味のあったプラネタリウムもすぐに満席、もう少しキャパシティーを増やしてもらいたいものです。
またこれはアプローチの違いだからしょうがないのでしょうが、宇宙飛行士の毛利さんが館長ということで、勝手に米国のスミソニアン博物館のようなものを想像して宇宙開発のコーナーを期待して見にいったのですが、それほどのボリューム感はなく実際に使われたものの展示なども少ない感じがして、そういう意味では博物館的な展示はあまり見られないです。
自由研究なのか学生さんも多く、熱心にメモを取っている姿を見ましたが、自由に自分の興味のあるところをじっくり見られるスタイルの展示は、未来の担い手を生むスタート地点になるのかもしれませんね。