きかんしゃ やえもん
先日、古本屋さんに子供と一緒に行って児童書の棚を何気なく見ていたら、きかんしゃやえもんの絵本が目に飛び込んできました。いやぁ、なつかしーなあとつい手を伸ばしてさらっと読んでみたのですが、自分が記憶していたあらすじと少し違っていて意外でした。
乗り物が好きな男の子の例に漏れず、私も子供のころはこの話にワクワクしたのを憶えているのですが、時代の波に飲まれ活躍の機会を失うやえもん機関車は確か電気機関車たちを見返すようなスゴいことをしたんだよなぁと曖昧な記憶を持っていたのですが、とくにそういう劇的な展開ではなく、スクラップにされるのをかわいそうに思った優しい人が博物館に飾るように働きかけるというオチだったんですねー。
それと、おいぼれのやえもんが一生懸命に坂道を登るとき”なんだ坂、こんな坂、なんだ坂、こんな坂”とゴロの良い掛け声を発しながら登るのを強烈に記憶していて、ついこの歳になっても自転車で坂道を行くときは同じ調子で声を発してしまうのですが、これも本では全然違う掛け声でした。たぶん、テレビだけの演出だったのでしょうね。
それと、最大の発見が・・・。
みなさん、この物語の作者が阿川弘之さんだってご存知でしたかー?わたしは今まで阿川さんというとお堅いイメージしかなかったのですが、こんな児童文学をお書きになっていたとは。。あっ、ちなみによくテレビに出ている阿川佐和子さんのお父さんです。
”おもちゃのチャチャチャ”の作詞が野坂昭如さんだと知ったときと同じくらいびっくりしました(笑
2人ともお茶目ですよねぇ。