お疲れ様とご苦労様
他人にねぎらいの言葉をかけるときに、「お疲れ様」と「ご苦労様」の2種類の言葉があります。
表記上の「~様」と「~殿」も同様ですが、昔から、自分より年齢や立場的に目上の人に対しては「お疲れ様でした」を使うのが常識的だということを教えられてすり込まれているので、どうしても他の人が年長者に対して「ご苦労様です」というのを聴くと「あれっ」と少し引っかかります。
別に悪気はないのだし、言葉遣いは変化していくものなので聞き流せばいいのですが、習慣っておもしろいですよね~。
文化庁のホームページに敬語の使い分けについてのアンケート結果が載っていて、この「お疲れ様」と「ご苦労様」の使い分けについて解説があるのですが、年齢が高くなるほどそういう意識があるのかと思ったら、なんと一番使い分けているのは30代の8割強、まさに私の世代です。一番意識しているんじゃないかと思った60代以上は6割くらいなのには驚きました。
いったい、誰がわたしたちにすり込んだのでしょう:lol: