アメリカの医療保険
先日、アメリカのカリフォルニア州に5年ほど住んでいた親友が日本に帰ってきたので、学生時代の悪友4人で凱旋記念飲み会を新宿で行いました。
気の置けない仲間なので、昔話と近況報告であっという間にお開きでした。
国内に住んでいても、親友といえども社会人になればそうそう頻繁に会いはしないので、外国のどこに住んでいようが定期的にメールのやりとりはしているので関係ないというか、かつ疎遠にならないのはインターネット社会のおかげですね~。
以前、彼にアメリカの医療保険について色々な実情と体験談を教えてもらってちょっと驚きました。
わたしたち日本人は医療保険は当たり前のように公的な国民皆保険制度に慣れてしまっていますが、アメリカでは高齢者や一部低所得者層以外はほとんど民間の保険に加入します。
イメージ的には日本の第3分野の医療保険や自動車保険のようなもので、保険会社のプランによって保険ではカバーできない医療や自己負担額が大きく変わるもののようです。
見方を変えれば、制度を熟知して本当に必要なものを自分でアレンジして組めるので、無駄のないようにも感じますが、なかなかそうは簡単なシステムでもないそうです。
実際、彼の家族は滞在中に奥さんが出産したり、アクシデントで救急車を呼んで検査を受けたりしたのですが、民間保険に入っているにもかかわらず、その請求金額には驚いたそうです。そもそも、救急車でさえ有料だって皆さんご存知でしたかー?(タクシー代わりに気軽に呼ぶ不届きモノがいる国もなんですが・・)
だいたいお医者さんにかかろうというときは、フツーは弱気になっているもの。そんな時に、この検査は負担額いくらなのかな~とか、保険でカバーできるのかな?とか考えるのってどうなんでしょう。
保険金額はそれ相当の負担はあるものの、とりあえず保険証を持ってさえいれば、自己負担金割合が決まっいて、どんな高額で先進医療になろうとも決まった月額金額以上は負担することがない(差額ベッド代とかは別ですが)日本の医療事情はとても有難いなあとあらためて思いました。