進まない世界標準
新聞に私たちの生活に密着した先端技術の話がふたつ載ってました。
次世代DVDの規格とエコカーの話です。
前者は新聞のトップにも載ってましたが、韓国のLG電子が世界初のブルーレイディスクとHD-DVDの両方が使える機種を発表したこと、後者は米国の自動車ショーで米GMが家庭用の電源で6時間充電すると約60キロメートル走れる自動車を発表したことです。
次世代DVDの規格は大手メーカーがブルーレイディスクとHD-DVD方式に真っ二つに分かれてがっぷり四つに組み合ったまま発売されたものの、消費者の様子見気分でなかなか売れずにいたところを韓国のメーカーが風穴をあける形になったわけです。おそらく両方のパテント料を支払うので価格的な壁があるのではないかと思うのですが、追従するメーカーが増えれば一気にこの方式は主流になる可能性が高いですね。
エコカーの方は米国メーカーが小型車と燃料電池車のイメージでとうとうトヨタに生産量世界一の座を奪われてしまったばかりで、いまさらエコカーかいなといった感じもしますが、家庭用の電源で通勤に十分使えるくらいの距離が走れるというのは、売り込み方としてはインパクトがあり、とうもろこしやサトウキビから作られるエタノール燃料でも走れるとのことです 😯
クルマもDVDも面白いのは先端技術の世界標準がなかなか決まらないことです。メーカー主導ではなく、結局は消費者が選ぶという構図に、時間はかかるけどその分、製品は成熟度を増してよいモノができるという、まったく正当な競争をしてるなあ~といつも感心してます。