青海チベット鉄道
今日は8日ぶりの休日でした。三が日もおかげさまでたくさんのお客様が来られ、店頭のお団子と甘酒販売もフル回転でした。年末の餅つきから年始の繁忙期は一年の中でもかなり疲労感がたまる時期なのですが、これが終わるとやっと雨風食堂は年を越した感じになります。
1月2日の夜、NHKスペシャルで「青海チベット鉄道~世界の屋根2000キロをゆく~」という紀行番組を見ました。中国の西寧とチベット自治区のラサを結ぶまだ始まったばかりの鉄道なのですが、最大の特徴は鉄道の世界最高地点(海抜5072m)まで登る鉄道ということです。
一般の登山でも3000メートルも越えれば人によっては高山病の症状が出る場合もあるので、この列車は飛行機のように密閉されていて一定の気圧を保っているそうです。(客室には応急用の酸素ボンベもあるくらい)そのため途中で外に出ることはないのですが、車窓の風景は果てしない平原と広い空のコントラスト、そびえたつ山々、高所登山で味わうような景色が居ながらにして楽しめるのです。
列車の機能もスゴいですが、番組を見ていて、よくこんな不毛な高地にレールを敷いたなあと感嘆してしまいました。一本の橋脚を永久凍土のある土地に30メートルも打ちこんであるらしいのですが、その苦労と年月の長さにこれは国家プロジェクトだなあと思いました:!:
海外の鉄道の旅って憧れます。飛行機で行けば数時間の距離でしょうが、鉄道は旅情がありますし、何よりも車窓の風景が一番の贅沢です。私はイタリアで2~3時間くらいの特急にしか乗ったことはないのですが、それでもその土地独特の風景に魅了された記憶があります。将来、時間的な余裕ができたらぜひ色々と調べて、列車の旅をしたいなあと思います。