ブロークバック・マウンテン
昨日、都内の中学校の先生から、生徒がグループ行動で川越散策をするのでしおりに散策マップを使用したいとのご連絡があり、もちろん構わないですヨ、と返事をしたのですが、今日その生徒さんたちが昼時に何グループか来てくれて、さながら雨風食堂は学食と化してました 😛
話は変わりますが、必ず観に行こうと思いながら、行けなかった今年のアカデミー賞ノミネート作を2本、DVDで立て続けに観ました。「ブロークバック・マウンテン」と作品賞受賞の「クラッシュ」です。
ブロークバック~の方は、作品賞確実と言われながら、受賞を逃したのは同姓愛のテーマをアメリカの大自然を舞台に白人を主人公に外国人監督が描いたからだなんてこともささやかれてますが、両方を観たかぎり、言いたい気持ちも分かりますが、テーマはふたつともなかなか深みがあって優劣付け難いと私は思います。
同姓愛ってほとんど知識がないのですが、この映画を観てると誰でもそういう瞬間がありえるのかなあなんて感じました。というものの、私はかつて山登りで、北アルプスと屋久島を男2人で1週間くらいかけてテントを担いで縦走したことがあるのですが、映画のような大自然の真っ只中でしたが、そういう関係には至りませんでした(笑。
まだ同姓愛が社会的にも認められていない時代の、既成の価値観の中で苦しむ主人公や家族の苦悩がよ~く描かれてましたし、それでいながらもラストの娘とのシーンなどでは救いがあるなあと思いました。クラッシュもそうですが、アメリカはこういった社会問題を抱えながらも何よりも前進していこうという姿勢がホントうらやましいです。
これぞ映画の醍醐味といえる映像美はやはり映画館の大スクリーンで観るべきでしょう。音楽も抑制の効いたテーマ音楽とカントリーミュージックよかったです。クラッシュはまた今度感想を書きたいと思います。