フィリップ・ノワレさんも逝く
また、訃報ネタになっていまいますが、フィリップ・ノワレさんも亡くなったんですねー。
誰だろう?という方もあのイタリア映画の名作「ニュー・シネマ・パラダイス」の映写技師役といえばピンとくるのでは・・。
たぶん、同じ意見の人は多いと思いますが、わたしも好きな映画を10本挙げろといわれれば、その中には必ず入れると思うほどこの映画は好きで、シネスイッチで初めて観て以来、自分用のビデオをわざわざ作って何年かおきに定期的に観ています。
ノスタルジー、淡く苦い恋の思い出、若いころの挫折、 だれでも経験するような普遍的なテーマですが、映画の中で映画への情熱を通してこれらを表現するという、とてもよく出来た脚本だなあといつも感心します。何回も観ているとこの名画が名画といわれる所以を細かい演出などにいくつも見つけることができますが、この映写技師役のノワレさんの配役もかなりの重要な要素ではないでしょうか。恐らく、他の配役の誰よりも、他人では代えられない渋い味を出していると思います。
主人公が映写技師から聴く、99日間、バルコニーの下で恋する王女を待つ兵士のおとぎ話のくだり、なぜ兵士はあと一日待てなかったのか、いろんな方がそれぞれの解釈をしてますが、みなさんはどうお考えですかー?
まだ観ていないかたには、これもお約束ですが2時間版(完全版ではない方)をお勧めします。
実らないほうが、逢えなかったほうが、美しい想い出ってことですよねぇ 😉
確かに通常版がベストですよね~
最近、うっかり(?)完全版を見てしまったのですが
やはり・・「あちゃ~」とか「えええ?」でした。
急に生々しくなってしまうというか・・
でも、もし主人公が自分だったら
アレも有りかなぁ・・なんて
Comment by たろう — 2006年12月1日(金) @ 18:41:36
ワタシも完全版を見たのがだいぶ前のことなんで、
今見直したら結構これも有りかなあなんて思うかも・・。
映画も本もその時の自分の環境で感想って変わりますよねぇ。
Comment by 管理人 — 2006年12月2日(土) @ 0:57:23