村上春樹の世界
このところ、話題作以外読んだことのなかった村上春樹さんの初期の作品をたて続けに読みました。
村上さんの作品は内容は理解できるかどうかは別にしても、とても示唆的で難解ですが、文章自体は平易なのでついのめり込んでしまいます。言い換えればリアリティーとノンリアリティーが同居しているところがハマる原因でしょうか。それと作中に出てくる音楽や本、生活文化など共感できる一定のセンスの良さとクールさから、根底に一貫したアメリカ文化への憧れを感じます。そういう意味からもつくづく同時代の作家だなあと思います。(わたしは世代は違いますが・・)
このあいだ、家の階段を昇っていたら、途中の壁のクロス張りのところにウチの子供のえんぴつによる落書きで、つたない字で”つけもの”と書いてありました。なんでこんなところに意味不明の落書きがあるんだろうなあと子供に問いただしたら結局教えてくれませんでした。
ん~。わたしの日常にも村上春樹の世界がありました(笑。