ノルウェイの森
映画化が話題になっているノルウェイの森を観に行きました。
この原作本は一世を風靡したあの時代にタイムリーに読んだのですが、世はまさにバブルの時代。私もふわふわした学生時代でした。
当時はそれなりに物語の暗い部分を自分で解釈して読んだ記憶があるのですが、今考えてみれば作者はあの妙に浮かれた時代に、本来いつだって普遍的であるはずの「真剣に生きる」とか「深く愛する」ということをリアルな物語を通して表現したかったのかなぁと思います。
主人公がなぜいつも一人で居るのかを問われ、「別に一人が好きなのではない、ただ無理に友達をつくって失望をしたくないんだ」てなことをいうところ、いいですよね~。いつも携帯電話で繋がっていたい今の若い世代はどう感じるのだろう。。
この文芸作品を所詮2時間強の映画にしてしまうにしても、しっかりと食事の場面やバイトで汗を流している部分を丁寧に描写しているところはさすがです。
あと画面の隅々まで見えてしまうので時代考証にはずいぶんと時間と手間をかけたんじゃないかなぁと思うほどよく出来ていました。しかしこの映画を外国人の監督が撮ったというのはいまだに信じられません。
甘味処 川越 あかりや
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