アカデミー賞と作品の価値
「おくりびと」、ノミネーションはある程度予想していましたが、外国語映画賞をホントに受賞してしまいましたねー。
あらためて映画の良し悪しは脚本だなぁと感じると同時に、みんなで良い仕事をしてこういう良質な映画を作り上げ、いわゆる鳴り物入りでなく口コミで評価が高まってくる体験を共有できる関係者がうらやましいなぁと思いました。
考えてみればアカデミー賞は文学賞などと違って、「受賞作品なし」とか「複数作品による同時受賞」というのがまず無いわけですし、外国語映画賞などは一国一作品、アニメーションも同枠で評価することを考えると純粋に作品の価値を見極めているかというとあいまいですよね~。
逆に考えるとノミネーションされるということだけで価値があるわけで、受賞しようがしまいが作品の真価は変わらず、他のノミネーションも同等に価値がある作品ということ。あえて言えば受賞した「おくりびと」はビジネス的に大きな付加価値が加わるということですよね。
レビューを見て気になっていた「スラムドッグ$ミリオネア」が作品賞に選ばれたので、早速4月になったら観に行こうと思います。