かつお節削りの思い出
先日、テレビ番組で今ではすっかり見かけなくなった鰹節(本枯節)の生産の模様をやっていました。
子供の頃によく味噌汁のだし用に母親が鰹節を削るのを手伝わされました。
カンナを逆さにしたようなあの専用の鰹節削り器で削るのですが、これが難しい。。
母親が削るとシュッ、シュッとよい音をたててうす~く長い削り節が出来るのですが、子供のわたしがマネしても短いのしか削れません。色々考えて硬い鰹節を慎重に刃にあてて何度挑戦しても、フタをあけて見ると粉のような削り節しか出来ずガックリの繰り返し。
今考えると、大人のマネをしたくて、つま先に力をこめて思いっきり背伸びをしても全くどうにもならない、言わば子供にとっての「オトナの象徴」のひとつだったような気がするのですが、結局うまく削れないままオトナになってしまいました(笑
今削ってみたら果たしてうまく削れるんでしょうか?本当にオトナになっているのかなぁ。