旅情をかきたてるもの
年末年始の超繁忙期を有難いことに何とか体調を崩さないで過ごすことができ、短い休みをいただきました。
ちょっと旅行に出かけたのですがお蔭様で体力的にも精神的にもリフレッシュできました。
昔から放浪癖というか旅好きで時にはバイクで長期のツーリングをしたり、山登りで高地に出かけたり、海外もいくつかの国を訪れました。それぞれ人との出会いやなかなか見られない風光明媚に感動するものですが、心に残るものとして移動中での車窓の風景があります。
今回は寒い地方だったのですが、ボケーっとバスの車窓から次々に流れていく荒涼とした風景を眺めながら、たまにぽつねんと建つ人家を見つけ、旅をするたびに感じることなのですが「ホントにいろんなところに人って住んでるよなぁ。」と思いました。
ウトウトと至福の時間を楽しみながらふとまた目を凝らすと、今度は見渡す限り誰も居ない雪原の小道を寒そうに犬をつれて散歩をする人の姿が・・。日が暮れて外との温度差で曇ったガラスを拭きながら流れていく街の灯りを眺めていると、旅情をかきたてるものというのは決してきれいな景色ではなく、人の暮らし、ヒトのいる風景なんだなぁと思いました。