ブライアン・ブレイド & ザ・フェロウシップ・バンド
東京のコットンクラブにブライアン・ブレイド & ザ・フェロウシップ・バンドを聴きに行きました。
いまやジャズ界では人気・実力とも抜群でひっぱりだこのドラマー。何回かジョシュア・レッドマンのライブなどで彼の演奏は生で見ているのですが、今回は自己のバンドでの来日。しっかり最近出た新作を聴いて予習して行きました。
最新作の3曲目、「Stoner Hill」から抑え気味に入り、メチャクチャかっこいいなぁ、と思わせながらもその後はダイナミックで切れのいいドラミングでなかばスピリチュアルな世界へ突入。聴いている私は俗人なのでそっちの世界へは入れず、また置いていかれた感じがしました(笑。
非常に技術的にも高度で、ブラシでの繊細なタッチ、スティックでの演奏は太鼓がかわいそうになるくらいのダイナミックさ。うまいというのはよ~く分かるし、カッコいいのですが、私はどうしてもその表現領域に入っていけませんでした。
どんな分野でもそうですが、芸術っていうのはときに受け取る側は不快なものですよねぇ。麻薬のように(って知らないですが)、一度その領域に入り込んで共感してしまうと特別なもの。一流アーティストとはいえ客席は7分目くらいの入り。その通俗性を超えた領域をどれだけの人が本当に理解しているのかなぁと考えながら帰途につきました。
BRIAN BLADE & THE FELLOWSHIP BAND
ドラム個人レッスン【シャッフルドラム教室】東京・新宿より15分 京王線千歳烏山