プロの判断力
週末は川越百万灯まつりで雨風食堂にも多くのお客様にお越しいただきました。
特に雨の降らなかった土曜日はおかげさまで開店以来、夏祭りでは最高のお客様の数で、店頭のお団子&ラムネ販売とともにフル回転状態でした。先日遅ればせながら導入したお客様用の呼び出しチャイムも大活躍で少なからずお待たせする時間が短縮できたのではないかと思っております。
好事、魔多し。といいますか、どうしてこういう時に起きるんだろうと思うようなことがあったのですが、朝、業務用の冷凍庫の調子が悪く、祭りの最中にメーカーのサービスマンを呼びました。市内は交通規制で渋滞がひどくそれでもなんとか夕方に遠くの駐車場から機材を歩いて運んで来ていただきました。その対応自体も誠意があったのですが、感服したのがプロの判断力でした。
かなり古い機種なので、ガスの抜けを想定して圧力を測ったのですが微妙な抜け具合で、もうすでに注入不可能なフロンガスの代替品のガスを混合するか否かでかなり迷っていたのですが、長年の経験値でこれはもう少し様子を見たほうが良いだろうといわれました。
実際に夜には問題ないほどに回復して事なきを得たのですが、忙しくてテンテコ舞いで冷えの悪い冷凍庫にあせっているお客の前で、失敗するかもしれないガスの混合のリスクを冷静に判断して「やらない勇気」を実行したそのプロの判断力には感動すらおぼえました。
折りしも日曜日は参院選。与党は惨敗して衆参ねじれ状態となりましたが、政治家こそまさに先を見越すプロの判断力を求めたいです。ただ単に当選を積み重ねて得るものではないでしょうし、こちらもその人がそういう能力があるかどうかよ~く見極める観察力が必要ですよね。