ミッシェル・カミロ
すっかり季節は梅雨モードでムシムシの暑い日が続きますね~。
こんなときはビールでも飲みながら気の合う仲間とラテン系の音楽でも聴くのがいちばん。ということで木曜の夜、店が終わった後に電車に飛び乗り、ミッシェル・カミロのライブを聴きに行きました。
カミロはドミニカ共和国出身のピアニストで過去に2~3回ほど観ているのですが、常にサービス精神旺盛で超絶技巧プラス、いつもノリノリの曲構成で楽しませてくれます。最近のアルバムは聴いていなかったので、友人から直近作の『スピリット・オブ・ザ・モーメント』を借りて予習して聴きに行きました。CDはラテン色の濃いノリノリって感じではなく、コルトレーンやマイルスの名曲へのアプローチなど、どちらかというと奥の深いメインストリームなジャズでしたが、ライブはサービス精神の感じられる過去の曲を中心とした緩急織り交ぜた聴き応えのある内容でした。
トリオでの演奏だったのですが、キューバ出身のベースとドラスムもかなりの技巧派で、彼の過去のライブでも、また最近聴いたライブ演奏の中でもかなりレベルの高い演奏でした。それでいながら聴く側を飽きさせない曲構成。お客さんの視点を忘れていない姿勢は考えさせられました。
音楽は生活のスパイスですが、こういう良質の香辛料は定期的にふりかけたいなあと思います。